近年、アニメや漫画の世界で「ロシデレ」と呼ばれるキャラクターが人気を集めています。
ロシア語でデレる姿が可愛らしいと評判ですが、一方で「嫌い」「イライラする」「うざい」といった否定的な意見もあります。
本記事では、ロシデレとは何かを解説し、具体例として『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』の谷山沙也加を取り上げ、なぜ彼女が嫌われるのか、その理由について深く考察していきます。
また、谷山沙也加の魅力や声優・長谷川育美さんの演技力にも触れ、多角的な視点からロシデレキャラの魅力に迫ります。
ロシデレとは?
「ロシデレ」とは、普段はツンツンしているキャラクターが、ロシア語でデレる様子を表す言葉です。
ロシア語の持つ独特の音韻や、キャラクターの意外性から生まれるギャップが、多くの視聴者を魅了しています。
代表的なロシデレキャラとしては、『ロシデレ』のアーリャなどが挙げられます。
谷山沙也加ってどんなキャラ?
谷山沙也加は、『ロシデレ』に登場する社長令嬢の風紀委員です。
中等部時代には生徒会長の座を巡って周防有希と争ったこともあり、プライドが高く負けず嫌いな性格をしています。
アニメでは、第2話、第7〜9話、そして第11〜12話に登場します。
谷山沙也加が「嫌い」「イライラする」「うざい」と言われる理由とは?
高圧的な態度
谷山沙也加は、プライドが高く、他人を見下すような言動が目立ちます。
特に、主人公の久世政近に対しては高圧的な態度をとることが多く、そのため視聴者の反感を買っている可能性があります。
たとえば、政近がアーリャとペアを組むことになった際、「ふざけている」と吐き捨てるように言い放ち、見下す態度をとっています。
負けず嫌い
常に自分が一番でいたいという強い願望を持つため、手段を選ばないところもあります。
この負けず嫌いな性格が、一部の視聴者には不快に映る要因となっています。
生徒会選挙では、政近とアーリャを陥れるために討論会で二人を追い詰めようとする場面も見られます。
嫉妬深い
政近とアーリャの関係に嫉妬し、二人を妨害しようと画策する姿勢も、視聴者から嫌われる原因の一つと考えられます。
ロシデレキャラ特有の行動や言動
ツンデレとロシア語の組み合わせという、ロシデレキャラ特有の演出は好みが分かれる可能性があります。
一部の視聴者にとっては、わざとらしく感じられたり、現実離れしていて共感できないと捉えられることもあるでしょう。
谷山沙也加の魅力
ただ嫌われるだけのキャラクターではなく、谷山沙也加には責任感、努力家な面、芯の強さ、そして仲間思いな一面など、魅力的な側面も数多く存在します。
彼女は風紀委員として学校内の秩序を守る強い責任感を持ち、校則違反を厳しく取り締まっています。
また、成績優秀で常に努力を怠らず、テストでは学年十位以内をキープする努力家でもあります。
困難な状況にも屈せず、自分の信念を貫く芯の強さと、親友の宮前乃々亜に対して見せる仲間思いな一面が、彼女の人間味を際立たせています。
生徒会選挙での谷山沙也加
中等部時代の生徒会長争いでは周防有希と対立し、高校でも生徒会長の座を奪われることを危惧していました。
政近がアーリャに乗り換えたことへの不満から、討論会に挑むシーンもあり、幼馴染の宮前乃々亜をパートナーに学生議会で討論を開始しますが、政近の論理的な弁論の前に敗北を喫します。
この討論会では、生徒会を「教師の承認を得るための機関」と捉え、役員は教師の意向に沿って行動すべきだという考え方が浮き彫りになります。
谷山沙也加役・長谷川育美さんの演技力
谷山沙也加の魅力を語る上で欠かせないのが、声優・長谷川育美さんの演技力です。
彼女は谷山沙也加の高圧的な態度や内面の葛藤を見事に表現し、キャラクターに命を吹き込んでいます。
特に、政近に対する複雑な感情を繊細に演じ分け、視聴者の心を揺さぶります。
まとめ
谷山沙也加は「嫌い」「イライラする」「うざい」といった否定的な意見がある一方で、責任感や努力家、芯の強さ、仲間思いといった魅力的な側面も持ち合わせています。
高圧的な態度や負けず嫌いな性格から反感を買うこともありますが、生徒会選挙でのアーリャや有希との対立、そして長谷川育美さんの演技力によって物語に深みと緊張感を与えています。
キャラクターの二面性やその役割を理解することで、作品をより深く楽しむことができるでしょう。