1. ビビからのメッセージ説
最も有力な説として考えられるのが、ビビからのメッセージであるというものです。
1 世界会議(レヴェリー)後、行方不明となっていたビビですが、世界経済新聞社のモルガンズに身柄を保護されていることが判明しました。
2 ビビは、新聞に掲載されたルフィの写真に×印を書き込むことで、
・ルフィたちに自身の生存を知らせる
・助けを求めるSOS信号を送る
・世界政府に知られずにルフィたちだけにメッセージを伝える
といった目的を達成したと考えられます。
2 アラバスタ編でビビは、ルフィの「仲間だろ」という言葉に心を打たれ、共に戦うことを決意しました。
2 「仲間の印」である×印は、ルフィを頼って助けを求めているというメッセージなのかもしれません。
また、「新聞を使った仲間へのメッセージ」といえば、頂上戦争の後にルフィが仲間たちに「3D2Y」のメッセージを送ったことを思い出させます。
1 この時は、新聞に「3D2Y」と刻むことで、シャボンディ諸島での再集結を2年後に延期するメッセージを伝えました。
ビビもこの時のルフィの行動を参考に、新聞を通してルフィたちにメッセージを送ったのかもしれません。
さらに、3 によると、ビビは新聞を通して、アラバスタにいるチャカやイガラムに自身の無事を知らせることも狙っている可能性があります。
しかし、アラバスタに帰還することは、世界政府から追っ手が来る危険性も孕んでいます。
3 そのため、ビビはカルーにメッセージを託し、麦わらの一味に届ける算段をしているとも考えられます。
3 カルーであれば、海を渡ってエルバフにいるルフィたちにメッセージを届けることも可能です。
2. サボに関する情報を伝える説
ビビは、コブラ王殺害事件の真相や、サボに関する重要な情報を知っている可能性があります。
2 世界経済新聞は、五老星の陰謀によって、サボをコブラ王殺害の犯人、ルフィをベガパンク殺害の犯人に仕立て上げました。
2 ビビは、この事実をルフィたちに伝えようとしているのかもしれません。
また、ビビは「空白の100年」や古代兵器にまつわる重要な情報を持っている可能性も。
2 ジョイボーイに関係する国の王族は、何か重要な情報を知っており、その子供たちが古代兵器にまつわる存在となっています。
2 ビビもまた、古代兵器の鍵を握る人物なのかもしれません。
これらの情報を、モルガンズを通じてルフィたちに伝えようとしているとも考えられます。
3. 単なる偶然説
もちろん、×印が単なる偶然である可能性も否定できません。
作中で明確な説明がない以上、断定することは難しいでしょう。