あらすじ
霊媒師の家系に生まれた女子高生・綾瀬桃は幽霊を信じている一方、オカルトマニアの男子高校生・高倉健は宇宙人を信じています。
互いの主張を証明するために心霊スポットとUFOスポットへ赴いた2人は、そこで遭遇した怪異によって不思議な力を手に入れ、様々な怪異に立ち向かうことになります。
桃は宇宙人に攫われたことで超能力に目覚め、健はターボババアにイチモツを奪われたことで呪いの力を得ます。
アクロバティックサラサラって何者?
「アクロバティックサラサラ」は、作中に登場する都市伝説系の怪異です。
その名の通り、アクロバティックな動きとサラサラの長い黒髪が特徴で、高速で移動したり、壁を走ったりするなどの人間離れした身体能力を見せます。
実は、生前に娘を借金取りに攫われ、絶望の末に自殺した母親の霊であり、死後は生前の記憶を失い彷徨っていたところ、母親を亡くしたばかりの少女・愛羅と出会い、彼女を自分の娘と思い込むようになりました。
さらに、愛羅を守るために周囲の人間を襲い、その魂を喰らっていたという設定です。
主人公の桃もアクロバティックサラサラに襲われ、危機に陥りますが、健の機転と桃自身の力で撃退に成功します。
これにより、桃の成長とアクロバティックサラサラの悲劇が交錯する重要なシーンとなっています。