司馬尚は、これまで謎に包まれた人物でした。
中央を極端に嫌い、青歌城(せいかじょう)から動くことはありませんでした。
李牧から三大天への就任を要請された際も、青歌城を離れることを拒否しています。
しかし、今回は趙王都邯鄲(かんたん)を守るため、自ら戦場に赴いています。
彼が戦場に姿を現したということは、それだけ秦の侵攻が趙にとって重大な脅威であるということを意味しているのではないでしょうか。
782話での司馬尚の活躍、そして李牧との連携を見る限り、彼は単なる三大天ではなく、「もう1人の総大将」と呼ぶにふさわしい存在感を示しています。