815話では、秦国と韓の戦いが描かれます。
舞台は永定平原。
秦軍16万に対し、韓軍は19万。
数の上では韓軍が有利な状況です。
秦軍の戦略
開戦直前、韓軍に咸陽から3万の援軍が到着するという情報が入り、秦軍に緊張が走ります。
しかし、冷静に分析した結果、3万という数は予想よりも少ないと判断。
秦軍の将軍たちも、韓軍の援軍の規模に驚きつつも、冷静に状況を分析し、王翦は「油断せず、敵の動きを見極める必要がある」と、蒙武は「質で勝る秦軍なら問題ない」とそれぞれ反応を示した。
秦軍は、韓軍の援軍を誘い込み、一気に殲滅することで、韓の戦意を喪失させる作戦に出ます。
韓軍の危機
一方、韓の王都では、王翦と蒙武が率いる秦軍の強さに危機感を募らせていました。
特に、蒙武は「秦軍は寄せ集めだが、質は韓軍より上だ」と発言。
韓軍は、秦軍の猛攻に耐えきれず、劣勢に立たされます。
ネ姫の決断は?
忘れてはならないのがネ姫の存在です。
彼女は、秦国と韓、どちらにも血を流してほしくないと思っています。
さらに、韓の文化や思想にも興味を示しており、複雑な心境を抱えています。
これまで、ショウヘイクンは韓を無血開城させるために、様々な工作を行ってきました。
しかし、その行動は、結果的に韓国内での混乱を招き、秦軍の侵攻を許す一因となってしまった可能性もあります。
太后の言葉
そんなネ姫に、太后・向から「行きたいように行きなさい」という伝言が届きます。
これは、ネ姫自身の意思で、自分の道を決めるように促す言葉だと考えられます。
太后の言葉は、これまで他者の意志に翻弄されてきたネ姫が、自らの意思で行動することを促すものです。
ネ姫は、この言葉をどのように受け止め、どのような決断を下すのでしょうか?815話では、韓の王に直訴する可能性も示唆されています。
彼女の決断が、今後の戦況に大きな影響を与えることは間違いありません。