なぜ青歌軍は、このタイミングで動いたのでしょうか? 考えられる理由をいくつか考察してみましょう。

桓騎の脅威

青歌軍の城主・司馬尚は、自らの領地である青歌に危機が迫った場合にのみ、軍を動かすという人物です。

過去には、燕のオルド将軍が青歌に侵攻してきた際に、自ら軍を率いて撃退したことがあります。

この時、オルドは司馬尚を「眠れる虎」と評し、その実力を警戒していました。

今回、桓騎軍が趙の奥深くまで侵攻してきたことで、青歌も桓騎の魔の手にかかる可能性が出てきました。

司馬尚は、青歌を守るために、そして結果的に趙を守るために、李牧に協力することを決意したのかもしれません。

李牧との関係

青歌軍は、過去に犬戎や山の民など、趙国内で迫害を受けていた人々を受け入れてきた可能性があります。

司馬尚自身も、中央から距離を置くことで、趙の体制に反発する姿勢を見せてきました。

一方、李牧もまた、趙の貴族社会から疎外され、反逆者として追われる身となったことがあります。

李牧は、青歌に身を隠していた時期もあり、司馬尚との間に何らかの繋がりがあったとも考えられます。

このような背景から、司馬尚は、李牧に対して恩義を感じていたり、共感する部分があったのかもしれません。

今回、李牧が窮地に立たされていることを知り、彼を助けるために青歌軍を動かしたとも考えられます。

司馬尚の真意

司馬尚は、非常に謎の多い人物です。

彼の真意は、まだ明らかになっていません。

もしかしたら、司馬尚は、趙や秦のいずれにも属さず、青歌の独立を目論んでいるのかもしれません。

今回の参戦も、趙と秦の戦力を削り合うことで、青歌の勢力を拡大するための戦略である可能性も考えられます。

また、青歌軍の内部において、司馬尚の決断に反対する者もいるかもしれません。

司馬尚は、これまで孤立主義を貫いてきたため、今回の参戦は青歌軍内部に亀裂を生む可能性も孕んでいます。

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