前回、韓の地に足を踏み入れた騰軍。
その目的は、韓非を秦国に引き入れること、そして今後の韓攻略に向けた情報収集でした。
彼らが会談の場として選んだのは、なんと、かつて韓非の父である韓王安の側近が経営していたという酒場!
このような場を選んだのは、韓王との距離を縮め、よりリラックスした雰囲気で会談を進めるためでしょうか? あるいは、韓王側の警戒心を解くための策略なのでしょうか?
韓王と張氏の思惑
758話では、騰に同行した介億が韓王と張氏との会談に臨みます。
韓王は秦国との同盟を匂わせつつも、その真意は掴みどころがありません。
「10年でも20年でも秦との同盟を考えている者もいる」と発言する一方で、具体的な条件や行動については一切触れていません。
介億の冷静な観察
そんな中、介億は冷静な観察眼で二人の様子を伺い、言葉巧みに探りを入れていきます。
二人の言葉の裏に隠された真意を見抜き、韓の現状、そして秦国との関係性を見極めようとしているのでしょう。