ワノ国編でキッドは、ローと共にビッグ・マムに挑み、壮絶な戦いを繰り広げました。

その中で、キッドは「磁力付与(アサイン)」という新技を披露し、ビッグ・マムを磁石人間に変えて攻撃しました。

これは、能力覚醒の証と考えられています。

能力覚醒とは、悪魔の実の能力をさらに高め、新たな力を得る現象です。

動物系(ゾオン系)の能力者が覚醒すると驚異的な回復力と持久力を得るように、超人系(パラミシア系)の能力者の場合は、能力の影響範囲が周囲の環境にまで及ぶようになると言われています。

例えば、イトイトの実の能力者であるドフラミンゴは、覚醒によって周囲の建物や地面を糸に変え、攻撃や防御に利用していました。

キッドの「磁力付与」は、まさに周囲の物体に磁力を与える能力であり、覚醒に合致すると言えるでしょう。

また、1030話では、ローが覚醒した力に不慣れで消耗が激しいと語る場面で、キッドも「おれもそうよ」と答えています。

この発言からも、キッドがワノ国編で能力覚醒を果たしたことが強く示唆されています。

では、キッドのジキジキの実は、具体的にどのように覚醒するのでしょうか? 他の能力者の覚醒例を参考に、いくつかの可能性を考えてみましょう。

磁力を操る範囲の拡大

現在のキッドは、自身の周囲の金属を操ることに限定されていますが、覚醒によって、より広範囲の磁力を操れるようになる可能性があります。

磁力の強度の増加

覚醒によって、磁力の強度が飛躍的に向上し、より強力な攻撃や防御が可能になるかもしれません。

金属の生成

覚醒によって、金属を自在に生成する能力を獲得する可能性もあります。

覚醒によるデメリット

能力の制御が難しくなったり、体に大きな負担がかかったりするなどのデメリットが生じる可能性も考えられます。

電磁気の操作の可能性

キッドの能力は、磁力を操ることに限定されているわけではありません。

実は、磁力は電磁気力の一種であり、電気を操る能力も秘めている可能性があります。

覚醒によって、この電気を操る能力が解放されるかもしれません。

もし電気を操ることができれば、雷撃のような攻撃を放ったり、電磁波を発生させて相手の動きを封じたりといった新たな戦術が可能になります。

能力が死後も残る?