1099話では、ベガパンクがくまをパシフィスタのモデルにした理由が語られました。

なんと、くま本人からの申し出だったというのです!

くまは「人に危害を加えない兵器」を望んでおり、自らの能力を平和利用するためにベガパンクに協力を申し出たようです。

革命軍として活動していたくまですが、その目的は「世界政府の打倒」というよりは、「民衆の保護」にあったのかもしれません。

「人に危害を加えない兵器」という発想は、まさに彼の思想を反映したものと言えるでしょう。

ベガパンクもまた、くまの申し出を受け入れ、彼の能力を活かしたパシフィスタの開発に着手しました。

しかし、サターン聖がこの計画に介入し、「悪魔の実の能力者の複製」という点に強い興味を示していたことが明らかになっています。

さらに、ボニーが人質としてマリージョアに囚われていることも判明しました。

サターン聖は、パシフィスタを「人を殺す兵器」として利用しようと目論んでおり、そのためにくまの能力を利用した可能性があります。

二人の天才の共鳴によって生まれたパシフィスタ。

しかし、そこには「人を何人殺せるか」というサターン聖の恐ろしい思惑が渦巻いていたのです…

過去のエピソードとの繋がり

パシフィスタの誕生に深く関わる過去のエピソードを振り返ってみましょう。

まず、シャボンディ諸島編で描かれたエピソードが挙げられます。

麦わらの一味は、第402話「圧倒的!海軍の戦闘兵器パシフィスタ」で初めてパシフィスタと遭遇し、その圧倒的な強さを目の当たりにしました。

ルフィ達は力を合わせてパシフィスタを撃破しますが、その直後、黄猿と「くま」が現れ、一味は窮地に追い込まれます。

この時現れた「くま」は、すでにパシフィスタだった可能性が高いと考えられます。

また、ルフィがスリラーバークで暴れた後に、ベガパンクとくまが会話するシーンも描かれています。

この時点で、すでにパシフィスタの開発は進んでおり、くまのクローンも完成していたことがわかります。

これらのエピソードを踏まえると、くまはスリラーバーク事件の後、徐々にパシフィスタ化していったと考えられます。

1099話で明らかになった新事実と伏線

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