78話では、ついにジークフリートが姿を現します。

彼は、冥界の牢獄タルタロスに幽閉されています。

なぜ彼がタルタロスに囚われているのか、その理由はまだ完全には明らかになっていませんが、ブリュンヒルデが何らかの形で関与している可能性が示唆されています。

傷だらけの姿でありながらも、その表情は威厳に満ち溢れており、ブリュンヒルデとの会話からは、2人の間に特別な絆があることが伺えます。

ジークフリートは、竜殺しの英雄として知られており、その強さは神々にも匹敵すると言われています。

かつてドラゴンであるファフニールを倒し、その血を浴びて不死身の体…ではなく、あらゆる攻撃を無効化するほどの強靭な肉体を手に入れました。

また、彼の持つ剣グラムは、エクスカリバーに匹敵するほどの力を持つとされ、最強の人類と呼ばれる所以が垣間見えます。

一方、闘技場では、ギリシャ神話の太陽神アポロンが堂々と登場します。

完璧な美しさを持ち、その能力は未知数ですが、神々の中でも屈指の実力者であることは間違いありません。

そして、第9回戦の対戦カードは、レオニダスvsアポロンに決定します。

レオニダスは、スパルタの王であり、テルモピュライの戦いで300人の兵士と共にペルシア軍の大軍に立ち向かった英雄です。

彼は、「跪かず、神にも屈しない男」とヘイムダルに評されるように、神々に対して強い憎しみを抱いており、 特にアポロンに対しては、過去の出来事から個人的な恨みがあるようです。

読者の間では、レオニダスの現代的な軍服姿が話題になっています。

彼がなぜこのような服装をしているのかは明らかになっていませんが、冥界で過ごした時間に現代の軍事戦術を研究していたのかもしれません。

戦闘は、レオニダスがアポロンに盾を叩きつけることで開始されます。

アポロンはこれを軽々と避け、レオニダスの攻撃を「野蛮で醜悪」と嘲笑します。

この挑発にレオニダスがどう応えるのか、今後の展開が注目されます。

感想と考察